私は現在28歳でブログで稼ぎながら、飢えることなく、そこそこ自由に生きられています。
ですが、数年前までは私は大阪のブラック企業で酷使される会社員をしていました。その会社では高額セミナーを売りさばき、情報商材を扱っていました。
正直にいいます。やりがいはありましたよ。高額な商材を多く売れれば、社内で表彰されましたし、ブラック企業で朝から晩まで働かされていましたが、労働量が多い分、働き甲斐はありました。
ただ、当時の私はこう考えていたんですよね。
「やりがいはあるけど、この仕事に社会的意義はない。それに働いても休みはないし、給料も低い。理想の生活からは程遠いなあ」
私はブランド品やギラギラした夜遊びは興味なく、都会が合いませんでした。程よい田舎でゆっくりとスローライフ。これが私の理想であり夢でした。
やりがい or お金で悩んだ20代

今の仕事を続けるべきか。忙しいし、やりがいはある。
他の会社では学べない知識も盗み放題(当時、社内には実用的なセールスやマーケティングマニュアルが揃っていた)。
いい意味では成果報酬型。成果を出せば出すほど社内での評価は上がる。
忙しいし上司のパワハラは最悪だけど我慢すれば…。
だけど肝心なのは給料でした。お金。
やりがいはあるし評価はされやすい。でも月20万円弱。20代前半の手取りで20万円弱なら悪くはない。フツウ。
だけども、深夜に呼び出されたり、理不尽なパワハラを考えれば、この給料は安い…そう感じていました。
一定のやりがい、働きがいがある今の働き方か。それとも、もっとお金が稼げる働き方か。迷っていました。
やりがい=洗脳だった。やりがい搾取
結局、そうこう悩んでいるうちに私は精神的に疲れ果ててしまいました。
このブラック企業でのパワハラ事件の詳細は別記事で書きました。
気が付いたんですよ。あ、これやりがい搾取だ、と。
いまテレビやネットで騒がれている例のやりがい搾取なんだと。給料に見合わない労働量、精神負荷、プライベートである私生活も侵略されて…。
結果、私はその時点で会社を辞めました。ラクには辞められませんでした。その話は後日。
やりがいもお金も失ったニート生活
会社を辞めて、大阪で借りていたアパートを出ました。そして実家に戻った私は、見事にニートになりました。実家で高齢の親のすねをかじるニートの誕生です。
その後、数か月にわたり暗い自室で塞ぎ込んで過ごす日々でした。
精神的にも鬱気味になり、貯金が尽き欠けたとき、私は思い立ちました。
「働きたくねぇな。起業するか」
夢を叶えるために必要だったのは「お金」

私の理想の生活、それが程よい田舎でゆっくりと生きる、まさにスローライフ。
これが私の夢でした。でも、この生活にはお金がいる。いまの自分はニート。貯金額も少なく、田舎に移住するための費用としても足りません。
それにガチ田舎ではなく、ほどよい田舎に移住したかった。都会と田舎のあいだで生活がしたいという願望がありました。
先立つものはお金。
職歴がなかなかに悲惨な私を、雇ってくれる会社もないだろうし、そもそも会社で雇われて働きたくない。そして私は起業を決めました。
脱サラからニート、そしてひとり起業で収入が上がった
大卒後に1度起業をした経験があります。その後廃業しましたが…。
当時はホームページ制作やデザイナー(当時はPhotoshopが使えた)をしてフリーで飯を食っていました。その後、アフィリエイトで成功して、専業アフィリエイターとしてアフィカス生活もしてました。
こういった経験もあり、IT系で起業をしようとしたわけです。
インターネットビジネスは資金ゼロではじめられます。パソコン1つあればビジネスを立ち上げられるわけですから。最悪スマホだけでも起業できる。それがインターネットの強みです。
資金がなかった私は自分自身が体重93㎏から30㎏減量したダイエット方法を書いたPDFコンテンツを売ったり、アフィリエイトに再挑戦したりと、いろいろ模索をして、そんなこんなで今こうやってブログを書いています。
今ではそこそこ働くだけで、会社員時代の5倍~7倍の収入を稼げるようになりました。あ、サボりつつも、ちゃんと働いてはいますよ笑。
当時の私に言いたいのは、人生ドン底のニートでも人生はなんとかやり直せるということ。雇われて働けなくても、起業をすれば生き残れるということも。
さらに、この生活を手に入れて気が付いたんです。
やりがいは仕事にいらない
これです。やりがいとお金、どちらを優先するべきか。結論、お金を優先した方がいい。
この結論に至りました。そもそも、仕事はお金を稼ぐためにやる。これが基本的な私の考え。
1回1回の仕事にやりがいを感じようとしていたら、続かない。面白くない業務もあるし、達成感を感じない案件もある。それは今でもそうです。
だから、やりがいよりもお金を優先した方がいい。
まとめ:仕事はやりがい or お金、さあ答えは?

やりがいか、お金か。私はブラック企業で酷使され、やりがい搾取を経験しました。その後、やりがいもお金もなくなり貧困の実家暮らしニートになった結果、人生ドン底を味わいました。
自分自身のこれまでを振り返って、やはりお金が大事です。
それこそニートになり、通帳残高が数十円しか残らなかった当時に欲しかったのはお金でした。やりがいではありません。
実際、やりがいを感じなくても人間は生きられます。しかし現代日本ではお金がなければ生きられません。やりがい無くても死なない。お金はなければ最悪死ぬ。
お金かやりがいか、生きるうえでお金は必要不可欠です。そして、やりがいは仕事以外でも作れます。私生活や趣味で燃え上がれる何かがあればいいのですから。
ぜひ、あなたの今後の人生の参考になれば嬉しいです。
ダラダラする生き方が好きなので、過度に働くことはありませんが。