今回の記事では、デジタルコンテンツの種類を網羅的に説明していく。自分でデジタルコンテンツを販売している人向けの記事だ。
実際に私自身がどういったコンテンツを作っているのか、その全てをバラすので、参考になるはずだ。
音声、文章、動画、デジタルコンテンツの種類はこれだけじゃない。他にも種類まだまだあるんだ。
海外マーケッターは新しい種類のデジタルコンテンツを作って売上を出している。私たちもそれらの戦略をパクって自分のデジタルコンテンツ販売に活用しようぜ。
これから最新鋭のデジタルコンテンツの種類を説明していくので、デジタルコンテンツマーケッターは必ず最後まで読んでくれ。
デジタルコンテンツの形式より大事なコト

「さっさと、デジタルコンテンツの種類を教えろよ」という声も飛んできそうだけど、その前にもっと重要な話をしておく。読み飛ばさないでくれ。
デジタルコンテンツの種類や形式よりも、重要な事。それは「土台」だ。
どんな形式のデジタルコンテンツでも共通している「土台」の部分を最初に話しておく。ここを理解すれば、どんな形式のデジタルコンテンツを作っても成功するようになる。
「マーケットイン」の考え方で作る
市場(マーケット)が求めているモノを作る。これが鉄則だ。起業家にありがちなのは「自分が作りたいものを作る」というケース。この情熱をもって起業する人は多い。
実際、大事だぜ。その熱意はな。この情熱を無くせばビジネスは陳腐なものになってしまうから。だけど、まずは売上を出して利益を叩き出すことを優先しろ。
市場は何を求めているのか。このリサーチをする必要がある。アンケートを取って見込み客が何を求めているのかを把握してくれ。
よく「マーケットインの考え方は古い」と言われる。人が欲しいモノを作るのではなく、プロダクトアウト(自分が売りたいものを作って提供する)が今の時代に合ってるよね、という考え方がある。
だけどな、需要がないモノを作っても誰も買わねえんだよ。独り善がりのビジネスには誰も集まらない。
モノが買われなければどうなる?ビジネスが立ち行かなくなる。アナタが飢え死ぬ。そうなっちまう。残念ながらな。
「これやりたいから」と自分にしかベクトルが向かないビジネスって、必ず3年以内にブッ潰れてるから。
厳しいようだけど、ここを心底理解しないと、超絶ちっさいビジネスしか出来上がらないから。だから本当に理解して欲しい。
マーケットイン9割、プロダクトアウト1割の思考で商品を作って提供していけばいい。アナタの情熱を入れつつも、需要を考えて商品制作に臨もう。
お客さんの「変化」を最優先せよ
アナタがデジタルコンテンツを売っていく際に、必ずこの部分を避けては通れない。コンテンツを売る以上「変化を提供する」必要がある。
ハッキリと言おう。アナタには義務がある。自分の商品・サービスを買ってくれたお客さんを変化させるという義務だ。
よく「ドリルを売るなら、穴を売れ」と言われるよな。つまりお客さんはドリルが欲しいからお金を払うのではなく、穴を開けたいからドリルを買う。
アナタのお客さんも同じ。アナタのデジタルコンテンツが欲しいのではなくて、変化が欲しい。そしてアナタが相手に提供するモノも変化である必要がある。
つまりダイエットの商品を売っているなら、お客さんを理想の体型まで痩せさせろ。
稼ぐ系の商品を売っているなら、睡眠時間を削ってもお客さんを稼がせるんだよ。
自分のセールスページで掲げた約束は絶対順守。死んでも守ることだ。変化を与えられないコンテンツに価値はない。新時代で生き残れないぜ。

どんな形式でデジタルコンテンツを作るにしても、変化を最優先で考えてくれ
さて、前置きも長くなった。ここからデジタルコンテンツの種類を説明する。
①文章コンテンツ

まず文章コンテンツ。デジタルコンテンツの中でもド定番だな。例を挙げると、
- 電子書籍
- ブログ記事
- note
- PDF教材
- チェックシート
このブログ記事も1つの文章コンテンツだな。
また実際に売る時にはPDF形式にして売る場合が多い。文章コンテンツは比較的安価なデジタルコンテンツとして使われることが多い。
メモ
~1万5千円程度の安価なデジタルコンテンツなら、文章で提供すると良いぜ
【具体例】文章コンテンツで継続的な収入を構築する
また「定期的な電子マガジン形式」も海外では人気だ。1週間に1度、お客さんにPDF形式の文章コンテンツを提供していくやり方。
例えば「無敵のコピーライティング週刊マガジン」なんてのを売り出すとする。お客さんには月額5000円を頂いて、毎週月曜日にコピーライティングに特化したPDFコンテンツを送っていく。
これは結構良いビジネスになるよな。継続的な収入になる。
またはアクションシートやチェックリスト。マインドマップや図解などの資料を文章コンテンツとして考えられる。これも商品に出来る。
②音声コンテンツ

音声コンテンツ。多くの場合はMP3で提供される。
この形式のメリットは、映像を見なくても聴覚で学習できることだ。通勤、通学中にオーディオブックを聴く人は多いよな。
移動中や空き時間に耳で学べる音声コンテンツは非常に価値がある。
音声コンテンツの注意点
少し注意を。音声コンテンツは「抽象性が高い内容」を学ぶ際に効果を発揮する。逆に言えば、具体的な作業を教える場合は音声コンテンツは効力が低くなる。
例えば「この手順で実践しましょう。その次に…」と具体的な説明を音声でされてしまうと、頭で記憶する能力が低い人はかなり苦痛。
もし音声コンテンツで説明したい場合は、図解した文章コンテンツを一緒に渡せばいい
具体的な説明をするなら動画コンテンツが望ましいな。
③動画コンテンツ

デジタルコンテンツの中でも使われる事の多い「動画コンテンツ」
動画コンテンツにもいくつか種類がある。
- 顔出しをして説明をするケース
- パワポやKeynoteで説明するケース
- ホワイトボードで説明するケース
などなど。一番簡単な方法はカメラの前でアナタが顔出しで説明する動画形式だな。スライドを準備する必要がない。
ちなみに動画コンテンツは再利用がしやすい。動画から音声を抜き出して、音声コンテンツにも出来る。
また文章コンテンツにも再利用できるので、ぜひ動画コンテンツを使ってみて。
④セミナー

セミナーも商品として売れる。
「デジタルコンテンツじゃないじゃん!」という声も飛んできそうだけど、その点はご心配なく。実はセミナーも工夫次第でデジタルコンテンツになる。
まず一般的なセミナーはコストがかかる。会場を借りるコストのことだな。参加者が集まらなければ赤字になる。
だけど、赤字になるリスクがあってもそれ以上にメリットが無数にある。
- セミナーならではの熱狂感がある
- 口コミが拡がりやすい
- 権威性を高められる
- フロントエンドにしやすい
- 人間関係の構築に繋がる
- ワークショップ形式なら深い交流が出来る
- デジタルコンテンツにできる
メリットは沢山あるんだけど、その中でも最後。実はセミナーはデジタルコンテンツになる。
セミナーを録画しておいたら、そのセミナー録画映像は動画コンテンツとして販売できるよな。ただセミナーを行うだけじゃなくて、その映像も売れる。
ウェビナー
デジタルコンテンツとして売り出すなら、ウェビナーという手段もある。
ウェビナーとはWEBセミナーだ。利点はどんな場所でも出来ることだ。アナタがどんな場所からでもセミナーを行える。参加者も場所にとらわれずに参加できる。
何よりも無料だからな。ウェビナーは金銭的なコストが掛からないのもポイントが高い。
例えばYoutubeライブを使ったり、Facebookライブを使えば、完全に無料で出来る。

今だとスマホだけでウェビナーができる便利な時代だ
ちなみに、ウェビナーは録画さえしておけば、その録画動画をコンテンツにする事も出来る。
⑤コンサルティング/コーチング

コンサルティングやコーチング。これもデジタルコンテンツとして提供できる。良い商品になるよ。
コンサルティングとコーチングは殆ど一緒。コンサルティングの方が個別具体的だけど、ビジネスによって言い方を変えているだけなので気にする必要はない。
自己啓発系のコンテンツを販売している人は、コーチングという言葉を使う。ビジネス系のコンテンツを販売している人は、コンサルティングを使う傾向が強い。
ちなみにコンサルティング(コーチング)も2種類に分けられる
個別コンサルティング
1つは個別コンサル。お客さんとアナタの1対1でコンサルティングを提供する。
デメリットは1対1で行うので、自分が受け持てる人数が限られてしまう点だ。そのためレバレッジも効かない。
1人1人にかける時間も増える為に、個別コンサルティングの倍は、高額料金になる。つまりバックエンドにしやすい。
グループコンサルティング
グループコンサルティングは、1対多数のグループでコンサルティングを行う。参加者全員に価値を提供できる形式だ。
グループコンサルは個別コンサルと違って、人数が多い分、ケーススタディとして参加者に多くの気づきを与えられる。
どちらの形式でも、非常に高い価値提供ができるぜ。また実際に教えていく事もあって、お客さんに高い変化を提供できるのもポイントだ。
商品がないならコンサルを売ればいい
私からの1つアドバイス。もしアナタがまだ売るデジタルコンテンツがない場合は「コンサルティング」を売ればいい。
もし、私がガチガチの初心者でデジタルコンテンツを持っていない状態なら、間違いなくコンサルティング(コーチング)を売る。
コンサルを最初に売るメリットは
- 最初から高単価を獲得できる
- 準備が最低限で済む
- 沢山の人を集めなくていい
- 次のマーケティングへ備えられる
- フィードバックを貰える
コンサルは商品にしやすいので、ぜひアナタのデジタルコンテンツ販売の1つの商品に加えてみてくれ。
⑥オンラインサロン

数年前から流行っているオンラインサロン。これもデジタルコンテンツの1つ。
メリットは月額課金制にできるところ。入会者が辞めない限りは、家賃収入のように毎月安定した金額が入ってくる。
オンラインサロンの作り方は色々ある。DMMオンラインサロンのように、企業が提供しているプラットフォームを使ってオンラインサロンを始められる。
ただ手数料もそこそこ高い。中には20%の手数料を取るプラットフォームもあるしな。月額1万円のオンラインサロンをやるなら、手数料で2000円を持って行かれる計算。バカ高い。
従って、自分で会員サイトを作ってコンテンツを提供していく方がいい。

ステップメールと組み合わせて運営していけば万全だ
【まとめ】デジタルコンテンツの種類は変化していくけど…
この記事で説明したようにデジタルコンテンツの種類はいくつもある。
実はこの記事には載せ切れなかったが、他にもデジタルコンテンツの種類があるんだ。この記事に掲載しなかった理由は、形式が複雑すぎて説明するのが難しいから。
また機会があれば別記事に書いて解説させてくれ
ただ、この記事で解説したデジタルコンテンツを活用するだけでも、軽く億単位のデジタルコンテンツ販売ビジネスを構築できる。
何よりも、デジタルコンテンツの形式よりも大事なのは「相手へ変化を与えること」だ。
自分のコンテンツを買ってくれたお客さんにどれだけ変化を与えていけるのか。これなんだよな。
ここをコミットしなくちゃいけねえよマジで。是非取り組んでくれ。ではまたね。
だから「マーケットインなんて考えなくていい」とか教えてる人もいるけど、そんなことを教えている自称・マーケティング講師は全員廃業して悔い改めてほしい。