TwitterやInstagramなどのSNSで突如として「稼げる儲け話に興味ありますか?」と魅力的なDMが送り付けられることがあります。
なかには「即日で稼げる方法」などと射幸心を煽ってくるDMを送りつけてくる方もいます。
元情報商材屋で、業界の詐欺から副業の世界を知り尽くしている僕が、副業勧誘メッセージや儲け話を送りつける奴らの正体、その動機を解説します。
SNSで副業勧誘DMを送る人間の正体は?

まず副業の勧誘DMを送り付けて来る輩、興味ない儲け話に誘ってくる輩は、ほぼ詐欺師です。
SNSを利用して、実在する人物になりすまし、新たな被害者を飢えた狼のように探しています。彼らは「稼ぐ方法が知りたければLINEに登録してね」と有無を言わさず送り付けてきます。
LINEに登録すると、高額なだけで稼げもしない情報商材を売りつけてきたり、毎日のように役に立たないメッセージを送り付けてきます。
最終的には、お金を稼ぐどころか、損をすることになります。
SNSで儲け話を持ちかける人間の正体

まとめると、SNSで儲け話を持ちかける人間は2パターンです。
- 自分の商材を売りたい
- 違法の闇バイト
違法じゃなくても、ハローワークで求人として出ることはまずない海外のブラックでリスキーな求人もありますが…。
どちらにせよ、手を出すと破滅する危険が伴う稼ぎ方をSNSで宣伝されています。
なぜ彼らは副業勧誘DMを送るのか?
SNSで儲け話の勧誘や、副業を誘ってくるメッセージを送る彼らの正体は、「人生でほとんど何もしていない人たち」です。
ようは、
- 社会では通用しない
- 収入を上げるスキルを持っていない
- 失業中や、フリーター、ニートなど、現在満足に収入が得られていない人間
これらの人が、ネットで詐欺をして儲けようと頑張っています。
副業勧誘DMに返信をしてはいけない理由

そもそもSNSが誕生した背景として、人々がネットワークを作って、友達とつながる目的で作られています。
見知らぬ赤の他人が、儲け話を紹介するためにSNSが作られた訳ではないのはいうまでもない話で。
見知らぬ人でも趣味が合えば交流ができるのは素晴らしいですが、あなたを1ミリも知らないにもかかわらず、儲け話や副業に勧誘してくるメッセージには裏があるのは当然です。
副業勧誘DMはブロックしろ
副業勧誘DMや儲け話をメッセージで送りつけてくる相手はブロックして構いません。
ブロックしたところで、あなたが稼げるチャンスを失うわけではないですし、不幸になるわけでもないので。
気にせず無視&ブロックをしてください。
返信すると詐欺に遭って、数十万~数百万円単位でお金をむしり取られる可能性があります。被害にあっても全額を取り戻すのは難しく、警察も動かないケースがありますからね。
よほど信頼できる人なら話は別ですが、ネットで見知らぬ人から甘い儲け話を持ちかけられても、無視して関わらないようにする。これが最善です。
関わるだけ時間の無駄です。
SNSで勧誘される副業はなぜ危険なのか

自分を棚に上げて「情報商材を売るのは駄目だ」というつもりは毛頭ありませんが、わざわざ儲け話をDMでスパム的に送りつける輩のノウハウに、お金を払う価値はあるかというと、ないわけですよ。
ようは、10人中10人に嫌われるノウハウを大量のスパムアカウントで実践しなくては、飯が食えないような業者が売るノウハウを、あなたは実践したいですか?
そんな稼ぎ方を今後5年、10年もやって飯を食うなんて正気の沙汰ではないです。
情報商材屋がスパムDMで商材を売りつけてくるのは百歩譲って良いとして、違法の闇バイトの勧誘もあるので、どちらかといえば後者の方が危険です。
SNS上の違法な闇バイトとは?
ようは犯罪です。SNSで「超短時間で高収入が稼げます」を謳う求人のなかには、一部として闇バイトがあります。
高齢者を騙してカネをむしり取る還付金詐欺、オレオレ詐欺や振込詐欺など。
その現金を受け取る「受け子」や振り込ませたお金を下ろす「出し子」といったリスキーな役割をさせられます。
大学生や20代、30代が、この犯罪行為に加担して逮捕されるケースも多くあります。
特殊詐欺の加担をさせられる
または、自分の銀行口座の名義を貸したり、自分の銀行口座を売って報酬を得る闇バイトもあります。
実際、詐欺をすればすぐに口座凍結されます。警察や弁護士が動くと、特にメガバンクはすぐに口座凍結します。
そうなると詐欺業者は口座からお金を引き出せなくなります。だから、業者は詐欺で稼いだお金を別の口座に資金移動します。
業者は、常に詐欺で使える銀行口座のストックを欲しがっています。あなたが銀行口座を売った場合、特殊詐欺で儲けたお金の振込先に使われます。
つまり、闇金ウシジマくんの世界観で生きたくないなら、手を出さないでください。
SNS上のお金配りは9割嘘
この記事を読む方の大半は気がついていると思いますが、SNS上のお金配り系はすべて嘘です。Twitterやインスタグラムで多いですよね。
見出しで”9割嘘”と書きましたが、実際にはZOZOの前澤さんや、レペゼン地球といったトップ層のインフルエンサーによるお金配り以外は、総じて嘘&危険なので、手を出す必要は皆無です。

フォロワー数が数千人、数万人ほどの「誰やねんお前」なSNSアカウントのお金配りは、ほぼ嘘です。
参加すれば、個人情報を抜き取られて、ひたすら商材を売り込まれるか、儲けられないプロモーションに加担させられるかです。
SNSでお金を稼ぐ方法
SNSでお金を稼ぐ方法はたくさんあります。いくつか例を挙げます。
- SNS運用代行
- SNSでアフィリエイト(禁止されている場合もある)
- 自分の製品やサービスを宣伝
- アンケート
自分で商品を売っているなら、SNSを使って自分の製品やサービスを宣伝できます。これも広い意味だと、SNSでお金を稼げる方法といえます。
企業が実施するSNSのアンケートに協力をして数百円がもらえるようなキャンペーン案件も探せば見つかります。
ただし、まともにSNSで稼ぐ方法のほとんどは、労力と時間を必要とします。ようは、「スマホを1日3回タップするだけで、ラクしてお金が儲かります」といった情弱を釣る儲け話は詐欺です。
基本的に「SNSでお金が稼げます」と謳う輩には警戒をしましょう。

注意するにこしたことはないですね。
詐欺業者にとって、銀行口座はあればあるほどいいです。