田舎暮らしは憧れなのか、現実を知っていて実現したいのか?
田舎暮らしをしたいと憧れる人は多いけれど、実態を知ったうえで憧れているのか、知らないで空想に憧れているのか?
まずは、田舎暮らしをする前に、リアルの暮らしをお伝えします。この記事を読んだ上で、田舎暮らしを検討してみてください。
ちなみに、過去に田舎暮らしをしている私が、田舎の人間関係を記事にしました。
人付き合いやご近所付き合いが不安な方はぜひ読んでください。
田舎は物価は安い、でも車は必須

まず田舎暮らしのメリット。確かに生活物価は安いです。都会で暮らしていた頃と比べると、かなり安い。
それに、ご近所さんから野菜を貰う事も多いので、食料に困る事はありません。しかし、不便な点があります。買い出しです。
田舎では買い物に行くのも不便です。車で40分かけて1週間に1度買い出しにいかなくてはいけない辺鄙な場所いもあります。私の場合はそれほど時間はかからないものの、やはり車なしでは生活はできません。
車免許は必須といっても過言ではないです。
田舎の家賃は安いが、虫が多い
私の場合は、町で有力なおじいちゃんに家を斡旋してもらいました。この話は過去記事にも書いているので、よければお読みください。
おかげで安く済んでいます。家賃は安いかもしれません。でも都会のマンションみたいに、快適に住めるとは限りません。ここ大事ですよ。快適じゃないかもしれないんです。
なぜなら、虫が多いです。ええ、当たり前に虫が家の中にいます。ムカデや大きなハエやヤスデなど。
虫が怖い人はやめておきましょ。
なぜか、家の中まで入ってきます。これ田舎あるあるでしょうかね。どこから入ってきたのか洗面所やトイレに虫がいたりします。
先日、大きな緑のイモムシがトイレの床にいました。蛇やカエルもいます。何故か、ある日はアマガエルがお風呂場にいました。
どっから来たの?マジで。
野生生物の鳴き声がうるさいし、最初は怖い

また、山が近いとイノシシとか熊も当たり前にいますよ。車で鹿を轢いてしまいそうになったことがあります。
でも、イノシシやシカにぶつかると、クルマの方にダメージがいくんですよね。彼らの方が強いです。
あとは、田畑をイノシシやシカや猿にあらされる地域もあります。熊警報が出るところもあります。
なにより、猿は人間が思っているよりも頭がいいです。ネットや柵があっても、上手に食べごろの果菜類を取っていきます。正に騙し合いの世界です。田舎でスローライフ?のんのん。殺伐とした修羅ですよ。
猿が家の中にまで、入ってくることもあります。
田舎は路線バスや電車も油断できない
上でも話しましたが、田舎では、車が無いと生活できません。いや、路線バスがあるという声もあるでしょう。
安心してはいけません。ある日、廃線になることもあります。過疎化です。利用者が少ないと、路線バスを運営できないので廃線になります。
ちなみに、雪が多いところや寒い所もありますから、4輪駆動が必要な地域もありますよ。
山道が多い所は、特に運転が怖いです。路線バス戻ってきてくれって感じです。
技術が田舎基準なので、都会の水準で考えるな
田舎によっては携帯の電波が弱い場所もたくさんあります。マジで通りません。
ボットントイレは多いです。公共のトイレが少ない場所も多いです。田舎ないよね。ガスも都会とは違ったりします。
このように都会での暮らしを当たり前だと思って、田舎に移住すると不便さに驚きます。ただ1年住めば慣れます。
田舎が合う人だと、1年住めば都会が便利でも都会に戻ろうとは思えません。田舎には田舎の良さですね
田舎暮らしには思わぬ出費がある

事故や怪我、病気で働けなくなったり、田んぼや畑ができなくなったら、お金で解決しなければなりません。
自然災害だって、都会よりも深刻です。
台風で気が倒れたりハウスがつぶれたり、何万円、何十万円分のビニールが吹っ飛んでしまったり。通行止めになってしまったり・・・。
家の一部が壊れたり、土砂崩れで道路が埋まれば、みんな総出で、復旧作業を行います。
地域の人たちの共同利用の場所に被害があれば、
電気が止まると悲惨です。
イベントがあれば地域でお金を緊急に出し合うことだって、起こりうるのです。
田舎で雪が降ると光熱費が…
大雪が降れば、雪かきや雪下ろしが必要になります。自分の家だけではなく、道路や高齢者の家の雪かき、雪下ろしを手分けして行うことだってあるんです。
例年に無い大雪や寒波が来れば、光熱費がかさみます。
暖かい地方で暮らすならともかく、田舎暮らしをするなら、冬を基準にして、生活の仕組みやかかるお金を考えましょう。これホントに大事。
田舎では1人につき1台の車を持ちます。じゃないと不便です。家族が1人1台車を持つなら、ガソリン代がかかります。ちなみに税金、車検代、保険代もばかになりません。
田舎暮らしをするにはお金と車が絶対重要
田舎暮らしには、ズバリ、お金と車が必要です。田舎で暮らすにしても、やっぱりお金が必要です。
- 田舎で勤めに行って収入を得るのか
- 事業を起こして収入を得るのか
- どこに住んでいても収入を得られる仕事をするのか
いつどこに住むにしても、お金の確保は大事です。いざとなったら、家の改修費や引っ越し費用、家や田畑を購入するためのお金が必要になります。
更に追い打ちをかけることを言いますが、田舎暮らしで、お金がないことを周囲に知られると、さげすんで見られます。割と馬鹿にされます。ええ、田舎で暮らすにしても、やっぱりお金は必要です。
もともと田舎に住んでいる人たちは、土地や家、田畑などの換金できる財産をたくさん持っています。
都会から田舎に移住を考えている人が、みんなお金や財産をたくさん持っているわけではありません。
田舎暮らしの夢を本当に叶えたかったら、叶えるための方法を考え、資金的な余裕をどうしたら作れるか考えましょう。
お金がないから田舎暮らしを諦めるのではなく、どうやって収入や預金を確保して準備を進めるのか、仲間と一緒に見つけていきましょう。
コメントを残す