経営者として、想像もしたくない最悪の事態に備えることは超重要です。
この記事を書いている私自身、1度会社を潰しています。そのうえ、廃業後には1度ゼロから再就職をしています。
私もあなたも人間です。だから、これから起こる未来を完全に予測して、ビジネスを存続させつづけることを保証することは不可能です。
しかし、ビジネスの生存率を大幅に高める戦略は存在します。
この記事では起業家、経営者がビジネスの生存率を高める危機からの復活方法を教えます。
目次
①見込み客獲得に注力する

廃業するビジネスを多く見てきました。そして私も廃業経験があります。
多くのビジネスが廃業する最大の原因は「集客」です。お客様が集まらず、売上があがらずビジネスを畳む羽目になります。
倒産危機の段階で、やるべきことはマーケティングと見込み客の獲得です。
この部分に力を注いでください。
廃業危機でもマーケティングをやるべき
マーケティングで見込み客を獲得するにはお金がかかります。しかし、廃業危機の段階でもマーケティング活動を諦めてはいけません。
ウェブ広告を出さなくても、SNSやブログなどの無料の集客媒体を使えば、お金をかけずに集客ができます。
マーケティングと見込み客の獲得に投資することで、見込み客を市場から集めることができます。
そして、自社製品について教育をすることで、ブランド認知度を高め、売上を増加させられます。
ビジネスの存続が危うい段階では、マーケティング、集客に全力を注いでください。
②ビジネスモデルを見直す

ビジネスの存続が危うい時は、1度自分のビジネスモデルを時間をかけて見つめ直してみてください。
自分でビジネスを立ち上げることは誰でもできます。だけど、そのビジネスを続けることが難しい。だから多くの会社は廃業、倒産の道を辿ります。
生き残るためには変化が必要です。
厳しい時ほど、自分のビジネスモデルを革新しましょう。変化を与えることです。
コロナウイルスでセミナー参加者ゼロ人
数年前まで、私は日本各地でワークショップやセミナーを週1のペースでやっていました。新幹線に乗り、名古屋や大阪、東京、静岡などで活動をしていました。
新型コロナウイルスが話題になった2020年。
セミナーを開催しても、参加者が集まらなくなりました。未だに覚えています。30名入れるセミナールームを借りたけど、参加者はゼロ。普段なら20名弱は来ていました。
その後も数回、対面セミナーやワークショップを開きましたが、思うように参加者が集まらず。
「あ、これはダメだわ…」と私はビジネスモデルを見直すことにしました。
結果、現在ではお客様とインターネット上で関わり、自宅でデジタル商品を売って生計を立てています。
③お客様に価値を提供する

「うちの商売も潮時か。看板を下ろそうか」
その前に思い出してほしい。あなたのビジネスは誰のおかげで今までやってこれたのか。
お客様ですよね。
私のビジネスもそうです。なぜこれほどまでに怪しいオッサンが飯を食えているのか。…お客様のおかげです。お客様のおかげで私は生き残れています。
だからこそ、廃業する前にもう1度お客様に目を向けてください。
今こそ、お客様に価値を提供する時です。
ボランティア嫌いの私が「無料相談サービス」
いわゆる「無料でお手伝い」という意味でのボランティアが嫌いです。
だけど、2020年にコロナがまん延した時には、私はオンラインで無料相談サービスをやりました。無料です。
まず、2020年までに私のセミナーやワークショップに通ってくれたお客様に、1人1人メールや電話で連絡を取りました。
「コロナなので〇〇さんに会えないのが残念です。せっかくなので無料の相談に参加しませんか?〇〇さんと一緒に話したいです」
「ぜひぜひ」と言ってくれたのが合計48名。
1人1人とZOOMで話し合い、無料相談に乗りました。
ひたすら相手の話を聞き、アドバイスをしました。最後に「こんなサービスをやる予定です」と軽く案内をした結果、半数以上が購入。
コロナ以前よりも売上をあげることができました。
もちろん、強いセールスやクロージングなしです。最後に一言案内をするだけです。無料相談はお互いに時間を使います。ただその分、相手は価値を感じてもらいやすいです。
ビジネスで売上低迷、廃業危機では、ぜひ試す価値があります。
まとめ:ビジネスの廃業危機でも生き残る
なぜ私がこんなに真面目腐った話を書いたのか。
それはこれから日本では大不況に入ります。物価高騰、低賃金、社会保障費の増大、多くのビジネスが売上低迷の危機になります。
どれだけ不景気でも生き残る方法の1つとして、今回のお話をお届けしたかったのです。
- 見込み客の獲得・マーケティング
- ビジネスモデルを見直す
- お客様に価値を提供する
この3つの戦略は、あなたのビジネスを不景気でも存続させ、廃業危機を切り抜けるヒントになるはずです。
参考になれば心より嬉しく思います。
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