どうも底辺くんです。この記事ではプロダクトローンチの手法を解説をします。
ネットで検索すると「プロダクトローンチが詐欺」とか「怪しい」という声も多く見るので、ネットビジネス歴8年のワイが、プロダクトローンチという強力なマーケティング手法のリアルな部分を解説します。
先に言っておくと、詐欺じゃないよ。手法にすぎない。
プロダクトローンチとは

このプロダクトローンチ・フォーミュラを生み出したのはジェフ・ウォーカー。
今でこそ、誰もが知る有名なマーケターです。しかし、そんな彼も過去には専業主夫でした。子供は2人。6年~7年程度ずっと専業主夫をしていました。
当時、生活を支えていたのはジェフの奥さん。ジェフや子供の生活費を稼ぐために働いていました。
しかし、奥さんも限界に達するわけですよ。
「私が家族を背負って働いている」というプレッシャー。自分1人ならともかく、夫や子供の食い扶持まで背負うのはプレッシャーです。
ジェフ・ウォーカーの奥さんは、7年間も彼とその子供を養ってきたわけですよ。ジェフも奥さんが泣いている姿を見て決意しました。
「俺が金を稼がねば」と。
だけど彼は7年間もヒモだった。採用してくれる会社があるはずもなく。
そして、ジェフウォーカーは起業を選びました。
詳しくはザ・ローンチを読むと良いですよ。なかなかに面白いストーリーになってます。
ジェフ・ウォーカーはプロダクトローンチで人生を変えた
ジェフ・ウォーカーの手持ちのリストは19人。たったそれだけ。
しかし、彼は今のプロダクトローンチに近い方法で、当時16万5000円を売り上げました。
金額は少ない。だって子供2人、奥さんと自分の食い扶持を考えても足りない。だけど、事実として、この方法を1回行っただけで16万5000円も売り上げたわけです。
彼は数回のテストを試してローンチを繰り返しました。
その結果、1回のローンチで34,000ドル以上を売り上げるように。そしてさらに100,000ドル。
彼の教え子たちも、プロダクトローンチで6000万円を叩き出す事例や、1時間で1億円の売上を出しているプレイヤーも。
現在では、毎年LaunchCon(ローンチコン)という大規模なライブイベントをおこなっています。
このイベントでは、ジェフ・ウォーカーの最新のローンチや、各業界の敏腕マーケターが集っています。
プロダクトローンチは非常に強力な手法

日本国内のメルマガを教えている情報発信者は「リストは5000人、1万人は必要」「10万リスト持ってます」とか言っている人もいますが、ジェフ・ウォーカーの始まりは19リストから。
そもそも彼は専業主夫から、今のポジションを構築しています。
で、ワイは「プロダクトローンチまじすげえ。稼げるのね」っていうことだけを伝えたいのではなくて。もちろんそれもあるけど。それ以上に、ジェフウォーカーも専業主婦だった。リストも19。ワイよりも少ない。
つまり、初心者だからできないではないんですよ。
経験値やスキルの有無ではありません。そうではなくて、そんな未経験者でも数千万や億を稼げるのがこの手法です。
プロダクトローンチの流れ・テンプレート

では、流れを説明します。実際にプロダクトローンチで送るメールやスケジュールも公開しているので、途中で読むのを諦めないようにお願いします。
大事なことを書いているつもりです。
ストーリーを語る
世の中は宣伝やプロモーションだらけです。
人々は何を買えばいいか、何をするべきかを見失っています。そんな中でマーケティングをしても成功しません。では、どうすればいいのか。
それはストーリー(物語)なんですよ。
小さな村の男の子が勇者になり、やがて魔王を倒す物語や、貧乏なホームレスが起業して成功者になる物語など、人々は物語であれば注目します。
そこで、まずは実際におこった真実の物語を作りましょう。
- 導入:どこで、誰が、何を、なぜするのか
- 問題を提示する:どんな問題が起きていたのか
- ストーリーを語る:試行錯誤、紆余曲折を経験してきた話をする
- 問題の克服:どうやって問題を克服したのか。そしてその結果何が起こったのか
- 教訓:この経験からのメッセージや教訓を示す
流れを作る
プロダクトローンチフォーミュラではシーケンスと呼ばれます。
まず、質問です。セールスレターと言えばどんなイメージを持ちますか?おそらく長い縦長のセールスレターでしょう。
あなたも今まで見たことがあるはず。長い縦長のセールスレター。強烈なヘッドコピーが書いてあり、小見出しがあり、最後に価格と購入ボタンが置いてあるページです。
今までの縦長のセールスレターは飽き飽きされています。飽きられているんですよ。
そこでジェフ・ウォーカーが編み出したのがサイドウェイセールスレターです。つまり縦ではなく横です。横向きにセールスがおこなわれます。
このサイドウェイセールスレターは2つに分けられます。
- プレローンチコンテンツ:商品を売るまでの期待感を高めるローンチ前の段階
- オープンカート:商品を発売開始して、最後まで宣伝し続ける段階
この2種類です。では、どうやって売るのか。
ローンチのコツは「PSパス」
サイドウェイセールスレターでは、ジェフ・ウォーカーが開発した「PSパス」と呼ばれる方法でアプローチをします。
問題:こんな問題があるよね
解決:その問題はこの方法で解決する
問題:でもその方法にも問題がある
…
と、このように続くわけです。今までのアプローチは「問題(こんな問題あるよね)→解決(この方法で解決するよ)」というシンプルな構図でした。しかし、PSパスでは問題を解決したあとに、さらに問題が続きます。
プロダクトローンチでは、その問題については次の動画で解決できることを暗示します。
ドラマでもそうですよね。次週が待ちきれないときって、主人公が崖から落ちそうな状態や、今にも死にそうな危機的状況のときです。
プロダクトローンチでもこの状態を作ります。次回のコンテンツが待ち遠しいと感じてもらうために必要です。
トランスフォーメーション(変化)
もちろん、「こんな問題を解決しても、この問題が発生します」と言い続けるだけでは、受け取る相手が混乱します。
「ダイエットで痩せたい。だけどサプリで痩せようとしても駄目です。運動もNG。断食も禁止」と言われ続けたら困りますよね。それと同じです。結局どうすればいいんだとなります。
混乱させるだけではいけません。
大事なことは、相手にとって理想の変化を約束することです。
人ってモノを買う時って、何か変化を期待して買うんですよ。ダイエットサプリでも痩せたいから買うんじゃなくて、痩せて理想の自分になった時に、起こる変化を期待して買います。
家や車もそうですよね。購入することで、理想の生活が手に入ったり、理想の体験ができるわけですよ。
だからこそ、変化を期待させることを忘れないでください。
オープンカート
最終回を用意します。
「ここまで教えてきましたが、あなたの問題を解決する方法はコレです」と解決策を示します。ここで商品を紹介するわけです。
かなり省略していますが、実際の流れとしては以下のとおりです。
プレローンチ 10日間
- 1日目(動画1本目)…メールを1通送ります。「この最高の動画を見てくれましたか?」
- 2日目~3日目…メール1通 「前回の動画で解説した役立つ情報を見逃していませんか?」
- 4日目(動画2本目)…メール1通。「2回目の動画です」
- 5日目~6日目…メール1通「 2回目の動画を見逃したあなたに、アドバイスがあります」
- 7日目(動画3本目)…メール1通。「次の動画もお見逃しなく」
- 8日目~10日目…メール1通 。「最後の動画です。いよいよプログラムを公開します」
オープンカート 5日間
1日目…2通のメールを送る
- 「販売開始です!」
- 「販売開始後、飛ぶように売れています!」
2日目…1通のメール
- ケーススタディ(事例)
3日目…1通のメール
- よくある質問
3日目…メール1通
- 明日には販売終了です。
5日目…3通のメール
- 「まだオファーがあるうちに手に入れましょう」
- 「成功物語をお伝えします」
- 「残り数時間です!今すぐ行動してください。」
この流れで売ればいいです。
プロダクトローンチは詐欺なのか
「プロダクトローンチは詐欺ではないか」
「悪質な情報販売屋が頭の弱い人を騙してお金を毟り取るための方法では?」
こんな誤解が酷すぎます。
実際にプロダクトローンチが一部の人から問題視されるのには理由があります。
プロダクトローンチが詐欺扱いされる理由
1つ:日本国内でこの手法を使っている9割以上が詐欺。マトモに使用している人は少ない。
2つ:この手法が誰でも手軽に使えるのに、あまりに強力すぎる。
この2つ。
昔からプロダクトローンチは詐欺師が使い倒している手法。で、なぜ詐欺師はこの手法を使うのか。それはプロダクトローンチはモノを売るのに最強すぎる構造になっているからです。
実力がないズブの素人でも売れてしまう
実力がない詐欺師でも、この手法を使えば50万円の高額塾を売って稼げます。考えてみてください。100人に売るだけで5000万円。
ズブの素人が使っても、ほぼ確実に100万円なら簡単に稼げる手法です。
ダイナマイトとプロダクトローンチは似ている

例えるなら、ダイナマイト。ダイナマイトは元々は洞窟(トンネル)の工事に使うためでした。作ったのは、かの有名なアルフレッド・ノーベル。ノーベル賞の人です。
人殺しに使う目的でダイナマイトは作られていません。ようは使い方の問題なんですよ。プロダクトローンチも詐欺のために作られたわけじゃない。詐欺に使う輩が出てきただけです。
プロダクトローンチだけで売上になる
よくも悪くも、プロダクトローンチは強力すぎるんですよ。
他の相手が服を着ずに全裸で素手で戦場にかけ出しているなら、プロダクトローンチを使った人は自分だけ全身武装してマシンガンを乱射するくらいの違いがあります。
そりゃ全裸で武器も持たない素手の相手に、マシンガン乱射したら勝てるに決まってます。例えですよ。それほどプロダクトローンチは強力です。
この強力すぎる手法が誰でも使えるようになっているから危険。
プロダクトローンチはもう古いんじゃないの?
むしろ、プロダクトローンチは現役です。
未だに、世の中ではこの手法で数千万円単位のお金を稼いでいるプレイヤーがいます。
実際に、ネットビジネス系を見れば分かります。彼らは未だにプロダクトローンチを使って売上を出して飯を食っていますから。
これは不変の法則ですよ。人間の心理トリガーは変わらない。プロダクトローンチが通用しない理由は、やり方が下手なんですよ。それだけです。
実際、ジェフ・ウォーカーは毎年ローンチコンというイベントをやっていますが、プロダクトローンチの原則は同じながらも、やり方自体は時代に合わせて変化しています。
使うツールや事例も変わっています。
つまり、細かいテクニックは変わりますが、プロダクトローンチの手法の原則は変わりません。
【まとめ】プロダクトローンチは詐欺ではない
さて、今回はプロダクトローンチについて解説をしました。
最後になりますが、プロダクトローンチは売上を上げるのに効果的な稼げる手法です。使い方を誤れば危険ですが、適切に使えばビジネスに効果的です。
プロダクトローンチは世間で言われているような悪い手法ではない。それならジェフウォーカーは詐欺師扱いされるはずですよね。
そうならない理由は、プロダクトローンチという手法は手法に過ぎないからです。使い方の問題です。
日本円に換算して1300万円を超える売り上げを1回のローンチで出しているのです。