ビジネスでお金を受け取るとき、罪悪感を感じる人は多い。お金の罪悪感を消す方法、その原因を詳しく解説した。荒っぽい内容だけど読む価値はあるはずだ。
社交性の欠片もない私。それでも良いお客さんに恵まれたおかげで、沢山の人と関われた。それこそ自分で言うのもカッコが付かないけど、割と多くの起業家の力になれたのではないかと自負している。
こうやってスモールビジネスの起業家の方々と関わってきて、
- お金を頂くことに抵抗感がある
- 高額な商品を売れない
- オファーをするのが怖い
- お金をもらうことに罪悪感を感じる
こんな特徴を持った起業家が多いように感じた。
私は思う。もったいない。こんなメンタルブロックがあれば商売は上手くいくはずがない。
私はマネー哲学の専門家ではないけど、ビジネスを始めた当初からお金のメンタルブロックについて文献を漁り、著名なマーケッターからファウンダーまで、数々の方の「お金の思考法」を学んできた。
その中で私がハッキリと言えるマネーの本質だけを、この記事にまとめておく。そもそも、なぜ人はお金を受け取る事に罪悪感を感じるのだろうか
なぜお金をもらうことに罪悪感を感じるのか

シンプルに言い切りる。それは教育のせいだ。
まず私たちは生まれてから「お金」の勉強をしてこなかった。そもそも紙幣なんてオッサンの顔を印刷しているだけの紙切れだぜ?便所のトイレットペーパーよりも汚い。元も子もないけど。
そんな単純な事実を、人は心の底から受け入れられない。
「まあそうですけど…」「でもやっぱりお金は大事」
盲目的にその紙切れを手に入れようと必死になる。しかし「お金が何なのか」を考えれば、金銭欲に振り回されない。それもこれもお金の本質を教えなかった教育が問題だよ
ネガティブなお金の英才教育

私たちはこれまでお金を稼ぐことは悪いという教育を受けてきている。小学校2年生の時、私は先生に「お金よりも自由に生きよう」と教えられた経験がある。
その後の小学校生活でも、「誰とでも仲良くする事が大事だよ」「愛を持とうよ」と教えられてきた。
その通りだ。先生の教えてくれたことは正しい。だけど理想論だ。そうだったらイイ感じだよねと言う話に過ぎないんだ。…な、分かるだろ?生きてれば、そんなに世界が上手くできていないことを。
「大人のやさしさ」で理想を教えられてきた
現代の日本でご飯を食べていくにはお金が必要だ。むしろお金がないせいで精神的にやられて不自由な人の方が多いんだよ。
「お金よりも自由に生きよう」と教えてくれた先生だって、決して自由とは言えなかったはずだ。
「誰とでも仲良くしましょう」と習ったけど、現実では関わる人を選ぶべき。ハリーポッターのマルフォイは正しい
「愛を持とうよ」と習ったけど、世の中は愛に飢えている人ばかりで、与えられるのを待っている人ばかりだ。愛を持つ事さえ出来ないのだ。
要するに、私たちは育っていく過程で「キレイで理想的な世界」を教えられてきた。大人のやさしさ。だけど、現実世界はキレイじゃない。いつだって非合理でドブのように汚い。これが実態。
世の中の汚さに書いている記事が読みたければ、下もぜひどうぞ。
「お金よりも大事なものがある」…何言ってるの?

結局、お金が無ければ家にも住めないし、食事も出来ないし、バスにも乗れない。資本主義だぜ?この国。
この時代で「自由」を得るに1番手っ取り早いのは「最低限のお金で納得できるようになる」ということ。つまり自由に生きる為に必要なお金を得ながら、別の価値観を大事にすることだ。
まずはお金を稼ぐ。そして最低限の生活を確保する。
子どもの頃はお金なんてなくても楽しめた。鬼ごっこしたり、かくれんぼしたり、秘密基地を作って遊んでいれば楽しめました。だけどそれも親が養ってくれてたんだよな。
でも大人になるにつれて、現実を知るようになる。お金を自分で稼げなければ飯も食えないんだ。
起業家は罪悪感を感じていて上手くいくはずがない
なので、よく考えて。お金を受け取ることに罪悪感を感じる。それは自分で飢え死のうとしていることと同じなんだよ。お金を受け取ることに罪悪感を感じるなら、ビジネスを辞めて雇われに戻ればいい。
起業家である以上は利益を出していくことで飯を食えるのだから。
自分が価値ある商品、サービスを提供していて、それでも罪悪感を感じるなら考え直した方が良い。お金を過大評価、絶対視しすぎ。
きっとこの記事を読んでいるアナタは相応の価値を提供してると思うんだよ。価値提供してるなら対価を頂くのは当たり前だ。罪悪感を感じるなんておかしな話だ。
起業家がお金をもらう罪悪感を乗り越える1つの方法

それでもアナタがお金を受け取ることに罪悪感を感じるなら、解決方法が1つある。
お金を貰うのが怖いなら、「お客さんを変化させること」に集中することだ。つまりお金に焦点を合わせずに、お客さんの変化に焦点を合わせるようにする。
アナタの商品でお客さんは理想へ近づける
例えば、アナタが英会話の商品を売っているとする。その場合、お客さんに提供するのは「お客さんが英語を話せるようになった変化」だ。
つまり、アナタの商品を買ったお客さんが英語が話せるようになれば、
- 沢山の人と関われるようになる
- 転職に有利に働き今よりも収入が増える
- 海外で知り合った彼女が出来る
- 英語圏からの情報収集が捗る
- 字幕なしで洋画が見れるようになる
- 英語の原文で本が読めるようになる
こんな変化があるかも知れない。つまり、アナタは商品そのものを販売しているのではない。英語が話せるようになる「変化」を提供している。この違いだ。
あくまでも一例だけど、他の商品でも本質は同じだ。商品の中身を提供することにフォーカスするよりも、お客さんの変化にフォーカスをすることに全力を注いでみてくれ。
お金のメンタルブロックを崩していけ

売上が上がらず、収入もない貧困起業家は往々にして、お金のメンタルブロックでやられてしまっている。罪悪感を抱えながらお金を稼ぎたいという矛盾に苛まれて飢えかけている。
だが、この記事を読んで頂いたように自分自身がビジネスを通じて、顧客に価値をガンガン提供していき、変化させていく事に全力を尽くせば、お金のメンタルブロックも瓦解していく。
お金のメンタルブロックで苛まれている人は結局、自分の手元の金にしか興味がないんだよ。お客さんよりも自分の金。貯金通帳にゼロが増えれば内心それでいい。
無自覚でこの思考が根付いているせいで、上手くいっていないだけ。
要するに自分にベクトルが向きすぎ。相手にベクトルを向けなくては何もうまくいかない。キレイごとじゃなくて。
文章を書くにしても、上手く書けない人は自分を良く見せようとし過ぎだし、マネタイズも同じ。相手をガン無視してこっちが好き勝手やっていて上手くいくはずがない。
相手に与えまくる事しかねえ。そうすれば相手は喜んで全力でお金を払ってくれるようになる。アナタも喜んでお金を受け取れるようになる。お金に人生を左右されている人は、これからベクトルの向きを変えていこう。
下の記事では、ネットビジネス=詐欺について書いた。
ビジネスの中でもネット系は胡散臭いとか、詐欺扱いされることがある。私はそれでいいと思っている。なぜならば、ネットビジネスが詐欺でもやることは変わらないからだ。
もしアナタがお金に抵抗感を持っているなら必ず読んでくれ。
この思考がマジで大事。