結論を先に書くと、まとめサイトは完全オワコン。今から手を出すべきビジネスではない。なので、この記事としてはこれで終了だ。
「いやいや稼いでそうなまとめサイトあるよ」という声も挙がってくるだろう。けど私はそれでも主張しておく。いやマジオワコン。稼げるとかほざいてる奴の脳ミソを解剖して何が詰まってんのか覗いてみたい程だ。
実際の話をしておくと、私はまとめサイトもアンテナサイトも運営していた経験がある。2016年にはアンテナサイトを運営していたし、大学時代にはまとめサイトを運営していた。
その経験から断定しておくけど、この時代になって今からまとめサイトはマジでジリ貧の稼ぎ方であるのは間違いないし、勝機も見えなければ、やる奴は正気とも思えない。
じゃあ、なぜまとめサイトがもうきついのか。それは3つの理由がある。
目次
私が考えるまとめサイトが稼げない3つの理由

ホントの事を言えば3つに収まらない。5つも6つも稼げない理由はある。でもキリがないからやめとく。
そんな訳で、まずは1つ目から解説していく。まとめサイトの収益構造。ここを見よう。
ジリ貧奴隷システムだと分かるから。
1.あまりにも収益性が低すぎる

まとめサイトはどうやって稼ぐのか。この部分を解剖していく。まず9割以上のまとめの収益源は以下2つ。
- クリック型広告
- amazonアソシエイト、楽天など
特にクリック型広告。ある程度健全なまとめサイトだとGoogleアドセンスを使ってる。
けど記事ネタが際どい場合はアドセンス使うと、Googleさんから「おまえマジやめとけよ」と言われる。
それも当然で、広告を出す側は商品イメージは汚したくないのよ。だからGoogleは広告主の代わりに警告してくる。…つまりは、まとめサイトでアドセンスは使えないケースも多い。
じゃあ、まとめサイトでGoogleアドセンスが使えなければどうなるのかと言うと、まず収益が格段に落ちる。ナイアガラの滝かと言うレベルで。
アドセンス以外のクリック型広告を使えばいいのでは?
アドセンスの他にも国内で使えるクリック型広告はある。けど単価は低い。私は国内のクリック型広告は殆ど使ってきた。
で、その中でアドセンス並みに稼げるクリック型広告なんてないんだわ。ねえよホントに。例えば、忍者admaxなんかだと5万PVあっても350円くらいにしかならない。
私がやっている成果型アフィの場合は5万PVあれば最低でも30万円は稼げる。最低でもな。で、そう考えたら分かると思うけど、マジできついんだよ。
実際の話。忍者admaxが収益性が低いっていうよりも、クリック型広告の単価としてアドセンスが飛びぬけちゃってるだけの話。そういうもんなんだ。
忍者admaxやimobileのようなサービスが雑魚いんじゃない。そもそもそれがクリック型広告の平均だ。
と言う事を踏まえて考えれば、まとめサイトは収益性が低い。つまり稼げない。
まとめサイトで成果型広告は地雷
ちなみに、まとめサイトで成果型広告を貼った場合も言っておく。
まず売れない。まとめの内容とA8なんかで扱っている成果型広告の相性は悪いから。親和性がないんだよな。
なので。ASPから広告を引っ張ってきて記事に貼っ付けても成約する確率はめちゃクソ低い。
2.歴が長い強者が既にポジションを固めている

次にポジションの話。「ネットで稼ぐ」て言い方をすると凄く自由な感じがすると思うんだけど、まとめサイトの場合は縦横の関係がかなり大事。結構めんどくさい。
別に他のまとめサイトの管理人とお酒を飲みに行かなくちゃいけないとか、そういう縦横の関係じゃないよ。
そうじゃなくて、まとめサイトで稼ぐなら、結局他のサイトの力を借りなくちゃいけねえんだよ。まとめサイトでアクセスを搔き集めようとしたら
- 相互RSS
- SNS
- 検索エンジン
この辺になってくる。で、特に相互RSSによるアクセスが生命線になる。ここを取り逃せば結構きつくなる。
で、ここで言う相互RSSってのは何なのかって言うと、下の説明読んでくれ。長いんでメンドクサイなら読み飛ばしてくれ。まずRSSについて話しとく。その方が簡単だ。
まとめサイトの生命線「RSS」とは
超絶シンプルにRSSを説明すれば「ブログが更新されたらその更新情報を自動的に手に入れられる仕組み」だ。
わかりやすい例を出すなら「Feedly」ってあるじゃん。正にあれ。
で、相互RSSってのは要するに「あなたのブログが更新されたらコッチもその情報を受け取ります。そんで私のブログが更新されたらアナタも受け取ってくださいね」てこと。
あなたと私で仲良くしましょ。そんで私はアナタの記事を宣伝するから、アナタも私の宣伝してね♡ってことだ。どうよ分かりやすいだろ?
で、この相互RSSってのがまとめでは重要。というかここを他のまとめサイトと結べなくちゃ死ぬ。だってまとめなんてSEO対策がガンガンに弱いから、検索エンジンからはアクセスが取れないんだよ。やってられない。
そんで上でも説明したように、まとめサイトは収益性が低すぎる。
大変な割には稼げない。だからGoogleなんかで広告を出して人を集めるなんてこともできない。
3.まとめサイト1つ作るだけでは自由にはなれない

2年前に整骨院のお兄さんから相談を受けた。「まとめサイトって稼げますかねー。でも若い人ってまとめサイト好きなんでしょ?いけそうな気がします」と。
これに対して私は正面からぶった切らせてもらった。「やめろ。そこまで甘くない」
失礼だとは思いながらも、そこはシッカリと言っておかなくちゃならねえ。間違ってまとめサイトなんか運営しちまったら、彼がやっている整骨院の本業ができなくなっちまうよ。その位大変なんだよ。…今の時代、まとめサイトがウケると思ってるなら考え直せ。
まとめサイト?違うんだ。今は”正”にスマホで読まれる前提で作るんだよな。だから
- まとめが読める専用アプリを作る
- 尖ったニッチなまとめサイトを作る
こういう部分は満たさなくちゃいけない。今時誰がわざわざスマホで「まとめサイト」って検索して読むのよ。読まないんだよ今の時代は。
ストアからまとめが読める専用アプリをインストールして読むんだよ。だからわざわざ検索エンジンでは探さない。
最低でもスマホアプリで読めるまとめサイトを
要するに「アプリにもなっていねえまとめサイトは需要がなさすぎ」という問題。極端な話をすればだけどさ。
ニッチなジャンルのまとめサイトなら検索エンジンからでも引っ張ってこれるから需要はあるけどさ。けど大半のまとめサイトはもうジリ貧すぎる。
あと運営していた分析データを基にして言っておくと、まとめサイトってもう若い子使わないから。年齢層は結構高くなってるよ。
大企業のメディア戦略を真っ向から否定する記事だけど、個人で稼いでいくなら読んどいて欲しい。
【まとめ】まとめサイトは今から果敢に挑戦するものではない

「まとめ」とデンっと書いてるけど別にまとめる程でもないよな笑。
要するにまとめサイトは稼げない。時代性に合わなさすぎる。それだけなんだよ。まとめサイト系のツールを売ったり商材を売ってる人からすれば「おまえさ、マジで言わないでいいから」とブチ切れまくってるんだろうけど、私は知らねえや。
実際、まとめ系のスマホアプリを作っても厳しい。今更感が凄い。もうすでに使い勝手が良いまとめアプリが山ほどリリースされているんだからさ。
奴隷のように働けるならまとめ作ってやればいいよ。これから新しくリリースされるゲームなんかで特化型のまとめ作れば稼げる可能性も微粒子レベルで存在する。
けど、私にとってはそんなことはどーでもいい。私としてはいつも読んでくれているブログ読者に「こんな奴隷ビジネスやらないでいいよ」と言いたいだけだから。
経済的にも精神的にも肉体的にも自由からかけ離れるようなまとめサイトなんて真似はしないでほしい。
収益性が低すぎるし、やる意味がない
縦横の関係を結べるならチャンスはある。けど、実際作業量に対して報酬が少なすぎる。言い方キツいけど、マジでやる意味ないよ。
既にそこそこ上手くいっている(月間10万円は軽く超えている)なら辞める必要はないけどさ。それはそのまま上を狙ってけばいい。
けど、これからやろうとしている人。それはやめとけ。マジできつい。実際、私はここ2年間あたりは「アクセス数を集めなくちゃいけない」「お客さんの数を増やさなくちゃいけない」ってビジネスからは距離を置いてる。
私の主張としては1つ。明らかに時代と合わない&旨味がないビジネスはやらないで。それだけだ。別になんでもいいんだよ。
今後も稼げる見込みがあるビジネスならさ。けどこれから沈みゆく船に乗る真似はしたくないだろ?そゆことだ。ちなみに流行りのキュレーションサイトも作るなよ。
何か質問あればコメントでもしといてくれ。また気が向いたら返すぜ。気が向いたらな!
このヤバさはオンライン上でビジネスやったことがある人なら分かるはず。