どうも、底辺くんです。
今でこそ社会不適合な日常を過ごしていますが、過去には6ヶ月だけ大阪のセミナー会社で会社員をして飯を食って生きていました。
ブラック企業で死にかけた話はこちらの記事に書きました。
当時は営業からセミナー設営、事務、企画、広報まで任されていました。ベンチャー企業あるあるですね。
その際の営業の経験としては、朝10時から夜21時まで休憩時間なしで対面営業をしていました。…うん、ブラックですねはい。
さて、今回は営業が最初に学ぶ「アイスブレイク」という手法を解説します。
なぜアイスブレイクが必要なのか

あなたの会社の会議、研修の開始直後の雰囲気をイメージして下さい。
どんな雰囲気ですか?恐らく重苦しい雰囲気で会議や研修が始まると思うんです。これどこの会社も現場も同じです。
それもそのはずです。よほど手腕がある議長、講師じゃないと、話をいきなり本題から入っていきますからね。
会議開始直後に「じゃあ、今日の議題は…」と始まると、そりゃ重く堅苦しい空気になるのは仕方がないです。
これ営業も同じです。初対面で「今回ご紹介したい商品はこちらです」なんて切り出そうものなら、お客様も緊張でキリキリ状態です。
いきなり本題に入る方法はおすすめできません。相手の緊張状態が続いてしまい、こちらの話に集中させられません。
そこで、重要なのがアイスブレイクです。
アイスブレイクとは
アイスブレイクとは、心と頭をほぐすアクティビティです。
簡単に言えば「いきなり本題を話すな。まずは場を和ませろ」という作業です。
話を始める最初に、相手とこちらの相互理解、緊張ほぐし、会話促進のアクティビティを入れないと、建設的な話合いもできませんし、良いアイデアも浮かびません。浮かんでも提案できませんよね。
緊張で閉ざされた口から「YES」を引っ張り出すのは難しいです。
そのため、いきなりメインの話をする前に、場を和ませて重い空気を軽くする必要があります。その方法がアイスブレイクです。
今日は、営業、ミーティング、研修ですぐに使える上に、極めて効果的かつ必須の「アイスブレイク手法」を幾つかご紹介します。
① チェックイン

まず最初に紹介をするアイスブレイク手法が「チェックイン」です。
この手法は会議や研修でよく使われます。
1人ずつ順番に、最近あった出来事、気になるニュース、今の気分などを、自己紹介を兼ねて順番に話していきます。
できるだけ共感されやすく話しやすいテーマを選ぶのがポイントです。
最後にワークショップのテーマに関わることを入れておくと、次のアクティビティとのつながりがよくなります。
いきなりで話しにくければ、紙や付箋を配り、あらかじめ話したい内容を書いてもらってから披露し合うと良いでしょう。
② 二択クイズ

ワークショップのテーマに関する問いに対して、正解か不正解かを挙手で答えてもらいます。
例えば、若者向けの新規サービスを考えるワークショップであれば、
「××というブランドの設立は1936年である」
「今年の大卒求人倍率は昨年比20%アップである」
といったクイズを出していきます。
問題はやさしいものから、選択に悩む難易度の高いものへ、一般的なものからワークショップのテーマへさりげなく誘導していくようにします。
2択では簡単すぎる場合は、選択肢をもっと増やして、チーム対抗で正解数を競うとかなり盛り上がります。
③ 共通点探し

これは就職の面接だったり、営業トークの鉄板のアイスブレイク手法です。
ひと言で説明すると、こちらと相手の共通点を探して、関係性を繋ぐという方法です。
大人数が一時に知り合うのにも使える方法です。ちなみに初対面の人が集う研修や、セミナーにもオススメです。…つまり、あらゆる場面で使い勝手がいいアイスブレイク手法といえます。
スタートの合図でペアを作り、自己紹介をしながら互いの共通点を見つけます。
見つかったら相手の名前と共通点をメモして別れ、また別の人と共通点を探します。
ただし、同じ共通点は使えず、新しいものを見つけてください。
そうやって、出来るだけ多くの人と知り合いになります。
共通点の数を競わせると、ゲーム要素が出来てこれまた盛り上がります。
④ 古今東西連想ゲーム

飲み会の場でよくある「山手線ゲーム」のようなものです。
真剣な議論の前に、自由に発想することを練習するのが目的です。
例えばテーマが「夏」だったら、
「夏といったら海!」
「夏といったら日焼け!」
というように、テーマから連想される言葉を順番に披露していきます。
出来るだけ早く連想するのがポイントで、リズムを取りながら行うと盛り上がります。
チーム対抗で、いかに早く最後の人まで行き着くかを時間で競うのも良いでしょう。
まとめ
今回は実際に使えるアイスブレイク手法を紹介しました。どうでしたか?今日からでも使えるほど簡単な手法ですよね。
これは数あるアイスブレイク手法のほんの一部ですが、どれも効果バツグンのアクティビティです。
営業や面接、研修や会議など、あらゆる場面でこのアイスブレイクは効果を発揮します。
建設的で活発な話し合いをするためには、まずお互いの理解を深めて緊張をほぐすこと。
ここが無いと中々本音が出てこないので、結局上っ面だけの議論になってしまいます。
せっかく時間をかけて議論するんだから、最初に15分くらい時間をかけてより効果的なものにしてしまいましょう。
営業マンのための反論処理についても記事を書きました。アイスブレイクで場を和ませて空気を軽くするだけではクロージングはできません。反論処理、切り返しトークの技術も必要です。
…そう難しい方法ではありません。下の記事を読むだけで反論処理のスキルが身につきます。
営業での成約数が上がるだけでなく、普段の私生活やビジネスでも幅広く使える方法です。
これが出来れば、どの現場でも重宝されますよ。ぜひ実践してみてください。
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