どうも、日本だけでなく世界中を旅している旅人もどきの「底辺くん」です。
私は1歳半からスキーをはじめて、10歳でスノーボードに転向し、そして今に至ります。ウィンタースポーツは人生で一番長くしていることです。
今日はそんな私が立山に籠っていた時にあるガイドの方に教えていただいたことをあなたにもシェアします。
それが「ユニクロのヒートテックを雪山で着てると最悪死にますよ」ってことです。
「何言ってんの?嘘だろ。ヒートテック便利なのに」と言われそうですが、本当なのですよ。
その根拠も含めて書いていきますね。これを読んだらあなたは雪山でヒートテックを着ることはなくなるでしょう。
雪山でヒートテックを着てはいけない理由

では、その理由を見ていきましょう。
実はヒートテックの素材が問題なのです。ヒートテックに使われている素材「レーヨン」ってやつが問題です。
レーヨンってどんな素材かご存じですか?
レーヨン素材とは
レーヨンは人工繊維なのですが、元は天然素材原料から作られています。
レーヨン自体の特徴としては非常に滑らかな肌触りがありますね。この素材で作った衣類は非常に肌触りが良く、不快感を与えないので人気があります。
そのためヒートテックも気心地はいいのですが、吸水性の部分において問題があるのです。
レーヨンの吸水性が怖い
レーヨンは非常に高い吸水力を誇ります。
これが逆に極限のマイナス世界では仇となるのです。
つまり、汗をかきすぎると、吸水量に飽和がおとずれてしまうのです。
どういうことかと言いますと、乾きが遅くなるということです。
この乾きにくいということが、体温低下を推し進めてしまうのです。
雪山や登山をした経験がある方ならご存じでしょう。体温低下は、雪山や登山において最も気を付けなければいけないところです。本当に死に至ることもあります。
実際に雪山で体温低下になった結果、死んでしまう登山家もいるほどです。
これは極めて問題なのです。全体的にレーヨンの配合率の高いユニクロのヒートテックは注意です。
温かいと勘違いしていると、いつの間にか体温が奪われ悪寒をも感じます。
ヒートテックと吸湿発熱の原理

原理としてヒートテックが発熱する仕組みを解説します。
吸湿発熱とは、分かりやすくいえば「汗をかくことで発熱する」ということです。
人間は汗をかかずに生活していても、1日800mlほどの水分を水蒸気として出しています。
この水蒸気を利用して、発熱しています。
繊維に吸着することで熱エネルギーに転換されて温かくなるのです。
じゃあ雪山とかでは使用が向かないのはわかったけどダメなの?と思ってる方もいるでしょう。そこを書いていこうと思います。
普段の生活では吸湿発熱は問題にならない
どんな時に有効なのかといいますと、下界での普段使いであれば問題ないです。激しい運動とかには向きません。
体温低下が死に直結するような場面では避けた方がいいです。
ゲレンデなどでも、初心者を中心に見かけるのでこれからは違うモノにしてくださいね。
雪山ではメリノウールがおすすめ
汗をかいても、肌にくっつかないサラサラ感やウールなので保温性は抜群です。
加えて、消臭効果も兼ねていて汗をかいても匂いが気になることは皆無です。
値段はちょっとヒートテックと比べるとしますが、雪山で寒いと感じることはありませんし、汗をかいてのベタベタもない。それに乾きが早い。
そんな点からも私は好きですし、滑りに行くときのインナーはすべてメリノウールです。
長い目で見れば安い投資です。是非使ってみてくださいね。
滑った後が幸せな気分になりますよ。
メリノウールは羊毛の中でも最高級とされるウールでメリノ種の羊からとれます。他の種類の羊毛に比べて繊維が細いのが特長で、直径は通常23マイクロンより細いもので、とてもソフトな肌触りで衣料品に一番適したウールです。メリノウールの中でも特に細いものはエクストラファインメリノと呼ばれ、高級紳士スーツや最高級のニットウェアなどに使われます。
https://www.scrio.co.jp/fs/kaigo/7523
さて、今回はこんなところで。
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