文章を書くのが趣味。子供のころから好きだった。だけど、お金を稼ぐためにブログ記事を書く作業になったとき、嫌になった。
私がブログをはじめたのは小学4年生。今はないYahoo!ブログで日記を書いていた。知り合いが見るだけ。書きたいことを毎日書いていた。
けど、それから大学生になり、ブログでお金が稼げるという情報を2ch掲示板で見た当時、「ブログでお金が稼げるんか!」と知った。
お金稼ぎのためにブログを書き始めた結果

Googleアドセンスを貼り、A8netでアフィリエイトを始めた。最初は楽しかった。いつ稼げるんだろう。ワクワクした。
そして、やがて「文章を書くこと」に抵抗が出てきた。そして嫌いになるまでは早かった。
アフィリエイトで稼ぐために、キーワードを選んで、読み手の知りたい情報だけを書いて、言葉を選んで作り上げる無機質なアフィカス記事。
今まで趣味でブログを楽しんでいた私にはしんどかった。
アフィリエイトに意味はない、そう感じ始めた
お金を稼ぐ目的でブログ記事を書き始めて30記事。
考えた。このブログを運営することに意味はあるのか?いかに商品を売るために書きたくもない記事を量産する行為に意味はあるのか。
画面に向き合い続けるこの生活を続けることに意味はあるのか?
そう考える日々だった。
ブログを辞めた。アフィリエイトを引退したあの日
パソコンの電源ボタンを押すことさえツラくなり、記事を書くことを嫌いになった。
私はブログを書くことを辞めた。アフィリエイトも引退。
バイトを探した。近所のバイト求人を探しては、朝8時から夜7時まで働き続けた。ブログやアフィリエイトが頭から消え去るほど我武者羅に働き続けた。
でも、離れてみて気が付いた。
アルバイトもツラいな。
時給980円で朝から晩まで働く日々もツラい。話の通じない客に理不尽にキレられて精神が摩耗。座る暇もないほど動き回り、肉体も困憊。
またブログを書き出す。アフィカスになる

いったん離れてみて気が付く。ブログを書く方がよっぽどラクだと。
顧客対応もないし、クレーマーもいない。読み手に合わせて文章を書けば読んでもらえる。そして寝ている間も報酬が入ってくる。
アルバイトをするよりアフィリエイトのほうがマシだ。
割り切った私は、ひたすら読み手の知りたい記事を書きまくった。欲望を刺激する記事を量産した。Googleに迎合した記事を書き倒した。
最初の報酬は33円。やがて200円、700円、2,200円と稼げる金額も増えていった。
ブログ収入で90万円を到達したあの日
この調子で運営した結果、ブログだけで飯が食えるようになった。
稼いだ収入で外注ライターを雇って、記事を量産。月間38万PVの女性向けキュレーションメディアも立ち上げた。
相変わらず楽しくはなかった。趣味でブログを書いていた小学4年生の当時のピュアな感情を思い出すことはできない。ロボットのように淡々と記事を書く。そして外注化してタスク的にブログを乱立させる。
やがて、収入は90万円を超えた。
本音でブログ記事を書いても稼げると気が付く

正直、感情の起伏は薄くなった気がする。子供の頃はもっと世界が鮮やかだった。だけど、今は少しグレー色の世界に見える。
そう感じるようになったときに、私はブログもアフィリエイトも1度やめる決断をした。
ネガティブな理由じゃない。ミニマリスト的な思いだ。手放そう。ビジネスが人生を縛り付ける重荷になるなら手放してみよう。
そして、いまに至る。
このブログを見て回ってほしい。自由だと思わないか?迎合することなく、好き勝手にブログを書き倒している。
道徳心のカケラもない本音を書き倒している。吐き出している。
キレイごと抜きのビジネス論を書きまくっている。楽しい。
今ブログやっていて楽しめなくなっているなら、1度ブログを手放してみたらいい。距離を取って見ればいい。
時間が立てば、気が付くことは出てくるから。
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