ゴーストライターといえば佐村河内さんの事件で有名になりましたよね。ゴーストライター事件を覚えている方も多いでしょう。
天才的な音楽家として脚光を浴びた佐村河内 守(まもる)さん。
彼が自作したとされていた曲が実は、ゴーストライターの新垣隆さんによって作られたものであると発覚した事件です。
では、このゴーストライターとはなんでしょうか。
ゴーストライターとは

ゴーストライターは、本や作曲などの文章創作で、他の誰かの代わりに文章を書く作家です。
「本を書きたい」という人の代わりに本や文章を書く手助けをすることで、収入を得ています。
ゴーストライターとして、フリーランスとして独立して仕事をする人もいますが、会社のなかの1人として仕事をするケースもあります。
なぜゴーストライターが求められるのか

ゴーストライターを利用する人の多くが、一人で文章を書く時間がない、書くのが困難なプロジェクトという事が多いです。
人気の有名人の場合は、1冊の本を書き上げる時間もありませんからね。文章制作を代行してくれる存在は、非常に貴重な存在として扱われています。
本や歌詞以外にも、マーケティングコピー、ブログ記事、セールス文章、SNSの投稿まで、ありとあらゆる文章制作をゴーストライターに任せることができます。
ゴーストライターは悪いのか

まず、ゴーストライティングは違法ではありません。合法です。悪い職業でもありません。
あなたが他に仕事をしていたり、忙しいときに、他の誰かがコンテンツ作成を手伝ってくれる。これは悪いことではありませんよね。
実際、ゴーストライターを依頼する人の大半は、忙しい経営者、有名人がほとんどです。自分で書く時間がないから、ゴーストライターに任せるのです。
この記事冒頭で話したような、ゴーストライター事件で悪い意味で認知されているので、誤解をしている人も多いですが…。
ゴーストライターとして仕事を請け負う方法は?

私自身、大阪のセミナー会社でゴーストライターとして、文章を書いていた時期があります。有名なセミナー講師の代わりに、彼の口調や言い回しで文章を書いていました。
ただ、ゴーストライターの仕事は探せば割と見つかります。どんな文章を書きたいかによります。簡単な話、ランサーズやココナラでも「文章代行」をして欲しいという人はいます。
また、職業として「ゴーストライター」の仕事・働き方に興味があるなら、Indeedなどの求人サイトでも見つかります。
ゴーストライターの報酬は?年収は高い?

ゴーストライターの報酬は、プロジェクトの規模や複雑さによって異なります。本を書いてもらうのか、SNS投稿を代行してもらうのかでも報酬はかなり変わります。
本の場合だと、多くのゴーストライターは、印税契約か、原稿料で報酬を受け取ります。
印税契約の場合は、売上の何%かを報酬として請求します。およそ純利益の0.5~1%です。
たかが1%か…と思うかもしれませんが、多くの部数が売れた場合は、印税契約で受け取れる報酬額もかなりの金額なります。
ただし、自己啓発書でもない限り、多くの書籍は売れない時代です。印税契約で稼ぐのを夢見れる時代ではないです。世知辛いですね。
また、原稿料の形式で報酬を受け取る場合は、10万~20万円といった金額で受け取ります。もう少し、原稿料が下がるケースも多いです。
ゴーストライターを職業にするために
誰かの代わりに書くということは、「完全にその人(のブランディング)に成り代わって文章を書く」という作業になります。
そのため、ゴーストライターとして飯を食うなら、強力なライティング技術と、他人と協力して仕事をした経験が必要です。
さらに、高品質な文章コンテンツを期限内に、予算内で着実に提供してきた確固たる証拠として、ポートフォリオを用意するようにしてください。
これだけシッカリ準備をしておけば、ゴーストライターとして仕事を見つけることは、難しくはありません。実績や経験が求められるので、それさえ満たせば、わりと簡単に仕事は見つかります。
ゴーストライターは手堅い、より稼ぎたいなら?

もともと、私は会社のチームの一員としてゴーストライターをしていました。大阪のセミナー会社の狭い事務所でひたすらキーボードをタイピングする日々を送っていたのを思い出します。
ゴーストライターは自分が表に出る必要がなく、報酬はしっかりもらえるので手堅いです。
しかし、ゴーストライターとして活動するよりも、自分で文章を書いてデジタルコンテンツとして売った方が、稼げます。
印税契約で報酬を受け取る場合は、下手したら自分で電子書籍を書いて、Kindle出版をする方が稼げます。
もし、あなたが自分で稼ぐ気持ちがあるなら、ゴーストライターとして働くよりも、自分でコンテンツを売るほうが、もっと稼げますね。
自分でコンテンツを書いて、ネットで販売し、お金を稼ぐこと自体には限界はありませんからね。
もし、あなたが興味があるなら、こちらをどうぞ。
ゴーストライターよりも高い報酬を受け取れるコンテンツの作り方を不定期で解説しています。テキストや動画講義もプレゼントしているので、ぜひどうぞ。
当時は会社で働いていたので、ゴーストライターをしていたと言っても特別な報酬は発生しませんでしたが…。