人間関係が煩わしい。めんどうくさい。
私がそう感じ始めたのは社会人になってから。
学生の頃は、クラスの友人とバカなことばかり言い合ってた。放課後になれば遊び倒していた。社会人になって気が付いたのは、人と人との付き合いが利害関係ばかりになってたこと。
起業して8年目。この8年間を振り返ってみた。起業して良かったことはなんだろう。
お金?時間?食事?…考えてみると、人間関係がラクになったこと。それが1番俺にとってよかった。
バカみたいな言えば、超生きやすいって話。
仕事の付き合いが苦痛だった会社員時代

20代に俺は少しだけ大阪でセミナー運営会社で働いていた。ようはセミナーを売ったり、情報商材を売っている会社で働いていたんだ。
で、その会社で働いていて何が嫌だったのかっていうと、「仕事の付き合い」が俺は嫌だった。
会社の取引先は大抵がIT社長。しかも成金。みんなギラついた人ばかり。
夜19時くらいから酒を飲んで、深夜まで接待をする。俺は会社で接待役としているわけだから、途中で抜け出したり、サボるわけにもいかない。
ギラついた社長が口にするのは、
- カネ
- 女
- 過去の武勇伝
- ブランド物
興味がなかろうと、話を合わせなくちゃいけない。アルコール弱いんだけど、1杯のグラスを時間をかけながらガッツリ飲んでいるように装ってた。
「おい、今すぐ来いよ」
と夜11時にお酒の席に呼ばれることもあった。寝ていようが関係ない。LINEに通知が入ればすぐチェック。それが俺の日常。
そんな生活が嫌になった。人で賑わう都市、鼓膜を破壊するような騒々しい音や、ギラついたライト、すべてが嫌になったのだ。
孤独になって気が付いたメリット
そして退職届を出した。
体育会系バリバリながらも、何だかんだ給料はよかったんだけど、辞めてよかったと今では思える。
何といっても、会社を辞めてからは、付き合いは一切なくなった。
何よりも孤独になった。俺は1人が好きだ。1人だからこそ、ゆとりが持てる。
人と関わりすぎるとしんどくなる。愛想笑いで別の自分を演じなくちゃいけない。周りに笑ってはもらえるけど、大事にはされない。
起業してしばらく経って気が付いたんだよね。
孤独だからこそ自分の時間を生きれると。
会社を辞めて、平日から1人で昼寝していると気が付く。
昼15時。スズメのチュンチュンと鳴く声や、小学生や帰宅途中の主婦の声、アパートの一室で寝転がりながら、「ああ、これが本当の自由なんだな」と実感する。
忙しない日常を送っていた頃には、まったく気が付かなかった。
当時は高級時計を身に着けて、ギラギラしたホールで夜まで過ごすの日々。
自由といえば、思いっきりカネを稼ぐことだと思ってた。
でも、俺にとってはその生き方は自由じゃなかったみたい。もっと日常的でちいさな所に俺は自由を感じるようだ。
孤独だからこそ人間関係の大事さが分かる

ここまで読むと、「底辺くんは人間嫌いなんだな」と思うかもしれない。
でも、そうじゃないのよ。人間は好き。でも、無理はしたくない。
赤ちゃんってさ。取り合えず泣くじゃん?
お腹すいても泣くし、ウンチしても泣く。夜になったら泣く。
どれだけ自分に正直なのよって思わない?
でも大人になるとそうはいかない。
世間体やら常識やら道徳やルールを意識するようになる。
で、これこそが人生を生きづらくしてる。
「大人だから仕方ないよね」と自分に厳しい言葉をかけてないか?無理してないか?
今の時代、何が正しくて、何が間違っているかなんてない。複雑すぎて誰もが脳ミソパニックで生きてる。
以前にツイートしたけど、人間働かなくちゃいけないなんて嘘だよ。むしろ働くな。
現代人が働けば働くほど、地球が破壊されていく。ぶっちゃけあなたが働かなくても代わりはいるし、それでも世界は回っていく。
でも、常識に縛られると「働かなくちゃ」って思うよね。
俺たちの人生に意味はない。歴史の教科書に載る事もなく死んでいく。人間一個体の生き方を過大視しすぎだよ。
だかた、いま、あなたが生きづらいなら、もう1度自分の内側を見つめ直してほしい。
もう思い出せないかもしれない。でもきっとあなたの中にもあなたの自由を感じる瞬間があったはず。小学生の頃、中学生の頃、思い出してみてくれ。
もっと自由に生きようや。
複雑な人間関係と、喧噪の中で生きる大人ほど、1人になって孤独を味わってみよう。
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