どうも、コンテンツビジネスコーチの底辺くんです。
今回の記事ではクッションページの作り方を解説します。数年前にネットビジネス界隈で流行っていた手法です。
突然ですが「クッション」について語ります。「クッション」と聞いて何を想像しますか?
座布団や枕替わり、そんなクッションを想像すると思います。
この記事では、クッションはクッションでも、ネット集客に効果的な「クッション(ページ)」をご紹介します。知らない方も是非読んでみてください。
クッションページとは

「クッションページ」と聞いて、もしかしたらネガティブなイメージを持っている方もいるかもしれません。
というのも、ひと昔前までは、読者にとっては邪魔で無意味なページに付けられていた名称だったからです。
実際に検索でクッションページと調べると、そうした意味で捉えられているページが出てきます。
バナーやテキストで、すごく魅力的に魅せられたウェブサイトのリンクをクリックすると、目的としているコンテンツには一向に辿り着かず、全然別のコンテンツやリンクで埋め尽くされたページに案内されるアイツです。
男性陣ならわかると思いますが、ひと昔前の成人向けサイトでよく使われていた手法です。(筆者も高校生や大学生の頃にこうしたページ に悩まされたものでした…。)
まさに、撹乱させることが当時のクッションのある種の目的で、関係無いリンクが全部アフィリエイトリンクになっている等、他のページに誘導することで何かしらサイトの運営者にメリットのある形になっているわけです。
このように、古いイメージだと「クッションページ」はどちらかというと、邪魔モノ扱いされていたページだったのですが、今この「クッションページ」の正しい役割と価値が注目されはじめています。
クッションページの「真の効果」とは?

では、今回の記事で紹介したい「クッションページ」の、ちゃんとした意味のある使い方は何かというと、
それはズバリ、顧客の潜在ニーズを引き出すことにあります。
わかりやすく、アフィリエイトの例を考えてみましょう。
例:英語スキルアップ教材
例えば、英語のスキルアップ教材を売るとします。
販売手順をめちゃめちゃ簡略化して説明します。
- SNSやブログ、広告等で、英語の上達をしたがっているであろう人達と出会う
- 英語の教材の魅力を提示したセールスページへと誘導
- 欲しい人が登録や購入にいたり、紹介料が入る
…という流れになります。
こうしたアフィリエイトの場合、やり方にもよりますが、成約率としては数から十数パーセントもあれば御の字と言われています。
ですが、逆に言えば90%ほどの方々は購入に至らず、ランディングページから離れていくわけです。
一般的なアフィリエイトだと、いかにこの10%前後のお客さんを確実に成約に至らせるか?または少しでもこの率を高めるためにどうするか?という部分で戦っているのですが、それでもせいぜい数パーセントの間での争いです。
そもそも、こうした手法で購入に至る人というのは、ニーズを本人も認識していて、どうしたら良いのか?という状態にある人達が殆ど。
つまり、今スグなんとかしたい!と思って購買意欲が高い人達です。
多くのマーケターはこの客層のパイを食い合っている状態です。
一方で、買わない人の大半は、本当は英語のスキルが必要なのだけれども、まだその必要性に本人が気付いていない…という人達です。
つまり、英語上達なんて自分とは無縁のもの…という状態で、ランディングページ(LP)を見せられても「?」とか「何か売り込まれた…」という感じになってしまうのです。
とはいえ、後者の人たちは、潜在的にはその商品を必要としている人たちかもしれません。
直接LPに繋いでも成約できなかった層の潜在的なニーズを掘り起こして、成約に結びつけてくれるのが、今日ご紹介する「クッションページ」です。
クッションページの仕組み
クッションページは、その名前の通り、何かと何かの間に挟むことで機能します。
具体的に言うと、広告媒体(SNSやブログ、FB広告等)と商品や企画/サービスの紹介用LPの間に1枚クッションページかませることで、ニーズの喚起をした状態でLPに誘導する流れが構築できます。
別の言葉で言い換えるならば、跳び箱のロイター板(踏切板)のようなイメージでしょうか。
ただただ広告媒体からLPに直接誘導するよりも、圧倒的に成約率(跳躍力)の高まった状態で誘導ができるということです。
先ほどの英語教材のアフィリエイトで言うならば、英語のスキルアップをしないといけないというニーズを喚起させるために、
「1日たった5分!中卒がネイティブレベル英語を話せるようになった意外すぎる方法」
このようなタイトルで興味付けしたクッションページを作成すると良いでしょう。
このクッションページの仕組みにより、通常10%前後しか拾えていなかった客層を50%ないしは80%あたりまでを拾えると言われています。
大幅に成約数の向上、広告費の削減が期待できます。
クッションページって実際どんなページなの?
数年前には、こうしたクッションページを用いたアフィリエイト手法として、「マジョリエイト」というノウハウが販売され、既に多くの起業家、マーケターの方々が実践されてました。
まだまだ一般的な認知としては薄いですが、実際に(2017年初頭時点で)Facebook広告に出稿されている広告をチェックしていくと、約10~20%くらいの割合で、このクッションページにリンクされていましたね。
今でも、使っている人は使ってます。
では実際に使われている活用例を見ながら、クッションページの理解を深めていきましょう。
クッションページの3つの実例
3つほどクッションページの例を紹介するので、開く前と読んでいる途中に、その先に案内される商品/サービスを想像しながらご覧になってみてください。
- 1)大人になってからのスポーツ → ???
https://tabi-labo.com/210618/sports - 2)男性から見た女性のある匂いへの本音 → ???
https://fxsyoshinsya.tokyo/88888119277-2 - 3)ピコ太郎の収入 → ???
https://tailforwindows.org/pikotaro/
1つ目は、全く想像だにつかない展開だったと思います!TABI LABOらしい、新しい趣味への挑戦欲求を喚起させる記事に、共通する必需品として、オロナインへの導線を張っています。実際にどれほどの広告効果があったかは謎ですが、こうした繋げ方もできちゃうんだ!ということで、まさに新しいニーズを呼び起こしている良い例です。
2つ目は、行き着く先は割りと想像はしやすいと思いますが、最初からどストレートに口臭に関して指摘するのではなく、異性目線で気になる…という部分をキャッチにすることで、恋愛要素を絡めて口臭の改善の必要性を認識させているところが非常に上手いです。
3つ目のクッションページは、「ピコ太郎って実際のところどれだけ年収あるの?」という下世話な週刊誌的なノリで訪れた方々に、様々なYouTuberの事例を並べつつ、見事にYouTubeビジネスの魅力と可能性を喚起させています。
これらのページに共通する特徴として、本当に普通の記事のような見た目をしています。
そして、あくまで商品を売り込むのではなく、面白い/為になる記事、つまりは価値を提供することに集中しているので、そのページを楽しんでいただくことで、信頼関係を結びながらも、自然とニーズの喚起と紹介を同時に叶えてくれているわけですね。
広告媒体→LPだけでは、どうしても成約率が悪い、広告単価が下げられない…という方は、こうした事例を参考に、ぜひ「クッションページ」という概念を集客に取り入れてみて下さい。
クッションページを活用したいと思ったら…
私もクッションページの研究・制作をしており、日夜最新の集客手法の研究、実践に励んでいます。
クッションページを活用した集客ついて、ご相談やご要望等ございましたら私にご連絡を!
…というわけで、この記事もまた私の仕事受注に繋げるクッションページに仕上げてみました。
ではまた。
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