大学生がネットビジネスで月10万円以上を稼ぐ。今どきは良くある話だ。そんなに珍しくはない。
普通の奴がネットビジネスをやってたりするよな。
ネットビジネスで稼ぐ大学生は普通にいる

今でこそオッサンだが私が大学生だった当時、周りには
- ハンドメイド商品を自分で売って稼ぐ奴
- 3000円程度の安い情報商材を作って売る奴
- ちょこちょこ稼ぐ個人ブロガー
こんな奴らがいた。
周りにはこんな奴がいたと言ったけど、彼らは親しい友達だった訳じゃない。出会ったら挨拶する程度の間柄。
大学生なのにお金持ち
そんな彼らは大学生にも関わらず金持ちだった。大半の大学生は「稼ぐ=アルバイトをする」が一般的だった時代。
だがネットビジネスで稼ぐ学生はその比ではないくらいにお金を持っていた。
他にもユーチューバーが大学に在学してたらしい。私は知らねえけど。…思いのほか、ネットビジネスで大きな金額を稼いでいる大学生もいたようだ。
じゃあさ、ぶっちゃけネットビジネス経験なんかは就職で有利に働くのだろうか。
ネットビジネス経験は就職で有利に働くのか

結論を言えばNO。
もし、アナタがネットビジネスをしている大学生なら就職活動の面接なんかでアピールするのは避けるべきだ。
逆にネットビジネス経験が採用を阻害することも考えられる。
ネットビジネス=怪しいという採用担当者がほとんど
まずネットビジネス=怪しいっていうのがまだまだ一般的だ。
私も大学4年生に就職活動を1ヶ月くらいした。その際にアピールポイントに迷って「ブログをやっています」と説明しちゃった。すると面接官に言われた。
「え、それって危なくないですか?怪しいね」
そう言われたときは「うっせえな」と思ったけど、今考えればそりゃそうだよな。面接官の言う事はもっともだよ。
まずネットビジネスって実態が見えない。どういったスキームなのかも多くの人はわからない
そこでザックリと「ネットビジネス」とか「アフィリエイト」とか言われても怪しいだけだ。
ネットビジネスが詐欺扱いされる
例えば「特定の宗教を信仰してまーす」って人がいたら「…うっ」ってなるだろ?
キリスト教なのか、イスラム教なのか。あるいは新興宗教なのか。そこもハッキリしないのに何かこの人ヤバいなあって感じあるでしょ。それと同じ。
基本、人はネットビジネスって言葉は知ってても中身まで知っている訳じゃない。だからこっちの土俵でネットビジネスを語っても、向こうからすれば「なんやこいつ怪しい。処す?処す?」って印象を抱くわけよ。
そもそも、大学時代にネットビジネスやってましたって聞くと、Twitterによくいる「大学生×月商1億円×パソコン1台で」みたいな怪しいビジネスアカウントをイメージしちゃうよね。
ネットビジネスで本業に支障が出るのではないか
仮にネットビジネスに理解がある人が採用担当だったとする。あー、そうなんすね。ネットビジネスっすね。て感じで納得はして貰えた。じゃあ次に聞いてくるのが、
「それは本業に支障が出ませんか?」
これよ。ネットビジネス=安全なビジネスと採用担当者も分かった場合でも、次にここが気になる。
ネットビジネスで本業に支障が出ないのかが不安なんだよ。本業に支障が出るくらいなら雇う理由もないしな。
もしも学生時代にネットビジネスをやっていたという事を面接内でも言うんだったら、「もう辞めました」というのが一番いいよ。
…というよりも、そもそもネットビジネスをやりながら会社に就職されちゃうと、会社からすれば不安なんだよな。
何が不安かって言うと、せっかく採用しても1年、2年で辞めちゃうんじゃないかと。これなんだよ。
【具体論】ネットビジネス経験を就職アピールにしたい人へ

そもそも、この記事は特定のある人に向けて書いた記事だ。
万人に向けた記事じゃない。まあそりゃそうだよな。じゃなきゃこんなキーワードで記事を書く奴いねえよ。
ってことで、この記事を読んでくれるだろう特定のある人に言っておくよ、残念なことにネットビジネス経験は就職では全く有利に働かない。それどころかマイナスに働いちゃう危険性すらある。
じゃあ、ネットビジネスを就活のアピールポイントとして活用する方法はないのか。大丈夫。落胆するにはまだ早い。
…実はあるんだよな。正にこれは伝え方、言い方次第なんだよ。ちょっと卑怯かもしれないけども、ネットビジネス経験を就職アピールに使う方法を語っとくよ。
相手の土俵で理解できるようにアピールをする
ネットビジネス経験を就職で使いたいなら、最も重要なのは「怪しさを払拭した上で、有能さを自然にアピールすること」これ。
実際、ネットビジネス=怪しいってイメージは相手にはある訳だ。
だから私だったら就職の面接でネットビジネスって単語自体を使わない。向こうから聞かれても違う言葉に置き換える。
もし今の私が言うのだったら「大学時代にマーケティング、ライティング(文章の書き方)を学びました」とか言うようにはする。少なくともネットビジネスとざっくりとは言わない。
ただ、この状態では実績の面で印象が甘い。どうせ学生の遊びでしょと思われかねない。そこで更に深堀りをして「ウェブマーケティングによって…」と出していく。そこでもネットビジネスって単語は使わない。
実績を提示していくしかない
後は自分が作ったサイトとかブログ、それからマーケティング手法を見せればいい。
あくまでもポートフォリオとして見せられるモノだぜ?
それから「え、それも手掛けたんすか!?」ていうような相手でも分かる例を出すと最もいい。それも身近なもの。
例えば「自分はウェブマーケティングを実施してこれだけの広告戦略を成功させてきました。その一例として〇〇株式会社の」っていう風に実績出せればまず間違いない。
私はこの方法で内定を貰ってきた。(結局、企業に就職しなかったけど)
下の3つは絶対に意識してくれ。ここを忘れるとマジで落ちる。
- 相手はネットビジネス=怪しい、何それってレベル
- 相手はリスクを抱えたくない(怪しい奴、すぐに辞めそうな奴とか)
- ネットビジネスを持ち出すなら、家族にも見せられるくらい潔白な実績が必要
この辺りを抑えておいてくれ。
アピール下手ならネットビジネスを就職に持ち出さない

まあアレコレと話してきたけどさ。結局まとめると、ネットビジネス経験は就職活動のアピールポイントとしては使いにくい。
出来るなら使わないほうがいい
もちろん、この記事の最後で説明したことも正しいぜ?ネットビジネスを違う言葉で置き換えれば強力なアピールポイントになる。
けど、難しい。アピールするのが下手な奴がネットビジネスで自分を語ろうとするとマジで失敗する。それだったら素直に他のアピールポイントを持ってきた方がいい。
就職活動っていうと学生は「私はこんなに有能です」ってことばかりをアピールしてしまうんだけど、実際に採用側から考えてみればそれほど簡単じゃない。
採用するコストをかける訳だ。ヤベエ奴を採用したくねえよな。
過去にネット上でなんかやらかしちゃってる奴とか。今後何かやらかしそうな奴とか。そもそもネットビジネスで稼いで早々に会社を去っていきそうな奴とか。
そういう奴は雇いたくない。自分の土俵で語ると死ぬ。
- 相手はネットビジネスをどう捉えているのか
- アナタは相手から見てどう映っているのか
その部分を十分に考えて使っていってほしい。そんな感じだな。
今考えれば彼らはちゃんと確定申告してたんだろうか。